Aum – om
Omは
宇宙の音
神聖な音
全体の音
神の音
であり、
すべての音の根源と言われます。
このマントラは、「A」「U」「M」の3つの音で成り立ちます。
〈3つの音それぞれの意味〉
A(アー)創造,造る,何かをつくる,創造神ブラフマー
U(ウー)維持,ヴィシュヌ神,サポート,支える人
M(ムー
(「ン」ではなく、サンスクリット語では正しくは「ム」の音))
破壊,シヴァ神,悪いエネルギーを破壊する役割
〈なぜ、「ア」「ウ」の音でオーと読むのかについて〉
サンスクリットでは
〈諸説ある、Aum(om)の「ア」の音がとくに響く場所〉
■下丹田に響くという説(3つの音がとくに響く場所について)
「A」→お腹、丹田(上・真ん中・下丹田の3つの丹田のうち、下丹田)
「U」→ハート
■マニプーラチャクラに響くという説(3つの音がとくに響く場所について)
7つのチャクラの、
ムーラダーラ
スヴァディシュターナ
マニプーラ
アナハタ
ヴィシュッダ
アージュニャー
サハスラーラ
この中で、
「A」はマニプーラチャクラから始まる
完全に口を開けた状態の「ア」
「U」はアナハタチャクラ(に響く)
口を僅かに開けた状態の「ウ」
「M」はアージュニャー(おでこと後頭部に手を添えて)
それぞれに手を添え振動を感じます。
「U」と「M」のとくに響く場所については、どちらの説もほとんど同じ場所となっています。
〈マニプーラチャクラ、アナハタチャクラ、アージュニャーに響く説について、インドのリシケシの先生へ聞いてみました〉
「A」赤ちゃんはお腹から
「U」愛情は胸から←愛・サポート・維持
「M」悪い考えや良い考えは頭の思考からくる(胸からも)
「A」の響く場所について上のようにご回答いただきました。
〈omメディテーション、オームカーラ呼吸法等の効果について〉
omメディテーションやomチャンティングは
悪いものをとりのぞく力があるそうです。
身体への効果としては、ストレスの軽減・最小化に繋がることも分かっています。
ディナチャリヤ(朝の浄化)を行ってから、実践しましょう。
身体に響きを感じ、
さらに、1回ずつの音が終わった後にも、身体の変化や感覚を感じましょう。
回数は、3回や108回を、伝統ではまずは4ヶ月続けるとされています。
呼吸が深まることを待ち、指導のもと正しいやり方で練習しましょう。適切に練習を行った場合に、身体への効果も実感することができます。
auの部分をオーと発音しても、omの中にaumの音が入っているので、
同じ意味があります。
今回の記事では音のとくに響く場所についてを書きましたが、
呼吸がとても深まってきた場合のみ、
3つの音をほぼ均等な長さで唱える練習も行うことができます。※
※(響く場所を確認する際は、
AaaaとUuuuとMmmmの音をそれぞれ、吐くタイミングの時に発音しますが(この時にも、3つの音をセットとして行います)、呼吸がとても深くなってきた際は、一息で、ほぼ均等な長さで3つの音を唱える練習があります。)
〈手印についての注意点〉
経路(けいろ)の自然な巡り、流れを大切にするため、
オームカーラの呼吸法や瞑想では特定のムードラーは結びません。
〈最後に〉
心地よく実践できるために、正しいやり方を身につけてから練習をはじめましょう。
呼吸法や瞑想としての実践方法をクラスでお伝えしています。
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