先日、伝統的なヨガセラピーを学んできました。
◯足の外側(小指側サイド)へのアプローチ
~身体へのメリット~
・身体のバランスをとるのに重要
・不純物を流す、むくみの解消
・循環器やお腹の不具合にとても効果的
・背骨の不調(首・背中・腰に。)
・記憶力に
~行い方~
足の小指側のサイドで立つ。指は親指を外側、4指を内側へ。小指もしっかり内側へ入れます。
椅子に座って行う場合は、その場で足踏みを行う。(トントンと強く足踏みをしても大丈夫です。)
出来る方は立位で膝を伸ばして歩く練習を行う。
足を動かすことができない方や指が曲げられない方は、座位で手で手伝い指を整える。(出来れば長座で行います。)
2つ目の動作のご紹介です。
◯合せきで足指10本をクロスして、手のひらで押す
~身体へのメリット~
指の関節が動かない方にも◎
頭痛に◎
生理時の頭痛や不調にも◎
冷え改善◎温まる。
~行い方~
合せきの姿勢で足を合わせて座り、最初に親指同士をクロスし、上から順番に10本の指をかける。なるべく指の付け根までクロスする。
※この際、指が組めない方は、手の指で行う。(必ず指輪など外して行いましょう。指に人工関節のある方はこの方法は行えません。)手を使う場合は膝を立てて、同じ側の手と足の指を組み、その後、足を一気に解きます。左右片方ずつ行います。
その後は、つま先立ちバランスや、正しい歩き方などが行いやすくなり、どの世代にも役立ちます。
☆プラスワンポイントアドバイス
外反拇趾の方なども、親指は日頃から真っ直ぐ正面に向かって伸ばすよう(内側に入らないよう意識して)過ごしましょう。タダーサナの準備では、親指は正面に向かって伸ばすか、外側に向かって伸ばします。日頃からペンを挟んだり、骨格を意識しながら過ごしましょう。ペンよりもさらに、手指を使う方が効果的です。
インドでは、病気の始まりは足指から、と言われるそうです。
歩行が困難な方にとっても、冷え改善や関節の動き、頭痛解消などのために大変効果的なセラピーですので、ご家族の方がやり方を知っていると健康のために役立てることが出来ます。
その場合、指をかける深さは段階的に行いましょう。そして、手伝う側も指をにぎったまま、出来る場合はご本人に解いてもらいます。
また、外反拇趾やその予防には親指と人差し指の間にコルクやマジックなどを挟み、歩く、もしくはつま先立ちなどのトレーニングを行う方法もあります。
◯手の運動
~行い方~
両手の指それぞれ4指ずつを組み、肘と肩の高さを揃える。指は伸ばしたまま、握るように圧をかけ、一気に解く。(必ず指輪など外して行いましょう。指に人工関節のある方はこの方法は行えません。)
手のひらの向きは両手のひらを体へ向けても、手の甲を体へ向けても行っていただけます。
手も上記と同様のメリットがあり、また、
手の震えの改善にも大変効果的です。インドでは手の麻痺に使われます。リュウマチの方にも行っていただけます。
簡単な動きですが、実際に手指の関節が動きにくいという方からは大変嬉しいお声を頂きます。
肘と肩の高さを揃え、正しい方法で行いましょう。
健康で快適な毎日に繋りますように。
より最適な行い方を、シニアヨガクラスでお伝えしています。
今日ご紹介した足を使った2つの方法、小指側サイドへのアプローチ・合せきでのアプローチや指の感覚神経に働きかける方法は、こけやすい方、床が掴みにくい方の改善のためのトレーニングとしても最適です。気付きを持ちながら行いましょう。
2019年5月には北インド・リシケシのアシュタンガヨガ・ヴィンヤサヨガ・ハタヨガ・アイアンガーヨガの素晴らしい先生をお招きしてのワークショップ・TTを行います!!
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