今日は、ヨガの後屈を練習することでの身体へのメリットについてお話します。
スタジオでは、腰痛予防・姿勢改善のための様々な練習をお伝えしています。
スタジオでお伝えしている腰痛セラピーはいろいろな方法がありますが、
目的・効果は、
・腰痛改善
・姿勢改善
・慢性的な腰,背中の痛みや疲れ解消
・下腹ぽっこりを解消
・肩首の不調改善
・反り腰の改善
・猫背の解消
などなど、どの練習法も共通して様々な不調の改善と健康,美容へのメリットがあり、そのどれもが、正しく行うことで慢性的な腰痛解消のための練習となります。
【後屈・後ろに反らせる動作は腰が痛くなると思っていませんか?何のために後屈をするの?後屈は、実は腰痛解消のポーズだった?】
後屈というと、腰が痛そう、とイメージされている方が大変多いと思います。実は、ヨガセラピーでは、後屈は『正しく行うことで』腰痛解消に大変効果的なポーズだと言われています。
あるセラピー前後の、ビフォーアフター・ご感想などをご紹介します。
セラピーにより背中が快適な時、その方の後屈が一層深まります。
②は、最初の後屈(①)から、1分間ヨガセラピーを実施後。
③は、②の後さらに1分間ヨガセラピーを実施後。
背面の疲れがなくなります。
②は、最初の後屈(①)から、1分間セラピーを実施後。
③は、②の後さらに1分間セラピーを実施後。
背骨が整い、快適に変わります。
②は、最初の後屈(①)から、1分間セラピーを実施後。
③は、②の後さらに1分間セラピーを実施後。
腰痛がなくなりスッキリとしています。
今まで後屈が出来なかった方も、その方の中でいちばん深く快適な後屈ができるようになり、背中の疲れが解消します。
こちらの男性は、セラピーでしっかりと筋力を使うことで、後屈時の肩の高さが数十㎝変化しました。
1分間のヨガを行うほど、どんどん背面が快適になっていきます。
後屈時の肩の高さが60㎝以上変化する場合も。
左がビフォー、右は1分間のセラピー後。
はじめは全く反らせることの出来なかった男性の方も、1分後には不思議と動かせるようになっていました。
柔軟性のある方も、そうでない方も、身体の感覚が必ず変わります。全員が快適さを実感出来たセラピーです。
s先生
y先生
aさん
sさん
※こちらのお写真のみ右がBefore、左がAfterです。
ご感想をありがとうございました!
↑ご縁のある、長崎にお住まいの素晴らしい先生、H.Y先生より。
後屈はこわい、そう思っている方が大変多いです。学び、正しいやり方をマスターすることで、こわかった後屈は、身体を整えるための心強いツールとなります。
よく、「ヨガの人は何のためにそんなに難しい後屈を練習するんですか?」と、スポーツトレーナーさんから不思議そうに聞かれたりします。(日常生活でブリッジのような姿勢や、反って頭と足が付くような姿勢はありませんし‥通常のコンディショニングやトレーニングでは、後屈や前屈をヨガのように深めることはあまり行いません。)とても難易度の高いことに取り組んでいるように見えて、みなさん、ヨガの人達が何を目指しているのか、何のための練習なのか、気になるようです。パフォーマーや大道芸人を目指しているかのように見えてしまうようですね。
(他のトレーニングと比べると、ヨガは例えば座位でより骨盤を前後に傾かずニュートラルに起こすことや、ポーズでは呼吸が行いやすい快適な姿勢をいつも整えることに非常に重点を置いていることなどが特徴的です。)
ヨガには、身体へのメリットと心へのメリットがあります。では、身体へのメリットとしては、ヨガの人達は何を目指して後屈の練習をしているのでしょうか?
答えの1つが
腰痛解消だと言われています。
【伝統的なヨガセラピー】
身体に意識を向けなければ、日常生活の中でも、ヒトは動かしやすい背骨の部分ばかりを使いがちですが、ヨガで意識を向けることで、動かしにくい背骨の部分も動かすことが出来るようになります。動かしにくい背骨の部分にも意識を向け使い、使いすぎている箇所を休めることで、多くの人の抱えている腰痛や首の不調が起こりにくい体づくりに役立つと考えられています。
一人一人の動作を見ながら安全に行なっていますので、詳しいやり方は会員さまにのみお伝えしていますが、ここでは『後屈時のチェックポイント』をお話します。
【立位の後屈ポイント】
☆股関節が屈曲していないこと
腰痛をお持ちの方、下腹ぽっこりが気になる方は、これが難しい方が多く、そういった方は意識的により股関節を伸ばしながら行う必要があります。これができなければ腰椎に詰まりを生じやすくなってしまうからです。
また、どうしても立位の後屈時に股関節が屈曲してしまい腰椎が詰まる方には、(この特徴を見るための他のチェック方法は、うつ伏せ時に片方の膝を曲げて踵をお尻に近付けるとき、鼠蹊部が床から浮く人。片足立ちでもう片方の膝を曲げて踵をお尻に近付ける時、股関節が伸ばせない人。セツバンダーサナでお尻が持ち上がらない人。ほぼ全員の方が腰痛持ちや腰痛予備軍かもしれません。当てはまる方にはより一層、正しい練習方法が必要です。そして、正しく行えるようになった時の後屈や身体のスッキリ感が、見違えるほど変化します!)いくつかのヨガの腰痛予防セラピーが大変役に立ちます。
【その他のポイント】
☆首は最後まで反らせない。胸を開いた後、最後の最後に動かします。
胸椎の伸展まで行えるようになったら、首の背骨も動かしてOK
☆腰が反る場合は胸椎の進展は無理に行わないこと。
(私の教わった北インドのやり方→胸椎の伸展と同時に、股関節を曲げずにしっかりまっすぐに伸ばすこと、両方を意識。腰椎に詰まりがない状態をつくる。
私の教わった南インドのやり方→まずは股関節を前方へ押し出し、腰椎が詰まらず快適であればそこから胸を開き、首は最後に動かす。
両者とも、目指しているのは同じで、腰椎に詰まりがない状態を大切にしています。)
上記の、股関節が曲がっていないこと、そして、腰が詰まっておらず快適なことが優先です。
【いちばん大切なポイント】
☆動作の途中も、動作を終えた後も、必ず背骨や背面が快適であること
ポーズを終えた後の背骨がスッキリと快適に整っている感覚が、正しく動作を行えた後の状態です。また、ポーズを行う最中も、必ず背骨が快適なこと。腰の背骨をなるべく使っていないこと、その他の部分を使っていることを大切に。
内側の感覚としては、正しい後屈の後には、マインドに穏やかさが広がっています。
〈セラピーの種類、例〉
・腿前面のストレッチ(カポターサナ(下記「ハトのポーズ」の記事に一部ご紹介)などをはじめ、腿前面を伸ばすポーズは代表的なヨガセラピーとして有名ですね。近日、簡単な方法を複数ご紹介します)
・背骨を一つずつ動かすフローヨガセラピー
・座位のセラピー
などその他たくさんあります。
お一人お一人の身体の使い方に合わせたセラピーで身体を整えて頂いています。
上の写真の後屈は、セラピーを行なった後、人によっては10㎝、20㎝、さらには50㎝、60㎝以上深まる人も。ちなみに、いくら首を動かしてもこの高さは変わりません。動きにくい部分の背骨が動いた時に、動作が深まります。
ビフォーに比べて、アフターの方がどのお写真の方も腰が快適な状態ということでした。それは、腰の背骨以外の部分をうまく使うことが出来ているからです。
一人一人の動作を見ながら安全に行なっていますので、詳しいやり方は講座の中でのみお伝えしています。
また、後屈は必ず指導者のもとで練習しましょう。
ヨガで姿勢改善、猫背解消、自分の力で背中の調子を整えられるようになりたい方にお会い出来ることを講師一同楽しみにしております。
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